9月も間もなく終わるというのに、日中暑い日が続いていますね。
とは言え、秋分の日を境に暦上では秋になりました。
秋から冬にかけては徐々に日が短くなり、気温も一段と下がります。
そしてそのような季節になるとどこか人肌恋しくなったり、哀愁を感じるという方もいるのではないでしょうか。
実はこのよくある現象、単に気温の変化からだけではありません。
一年で最も日が長いと言われる夏至を境に、太陽が出ている時間というのは日に日に短くなります。
太陽のエネルギーというのはまさに”陽”のエネルギーですから、夏は積極的になる人が多かったり、何かと挑戦もしやすい時期となります。
更に、7月下旬からのライオンズゲートの開場で宇宙からのエネルギーは最高潮に達し、8月8日にピークを迎え徐々に陰に傾いていきます。
ですから、冬になってくると気持ち的にも陰に傾きやすくなり、恋愛で言えば恋人たちの別れも冬は多くなってきます。
なぜこのようなことが起こるかと言うと、エネルギーが陰に傾きやすくなることで、夏にはあまり感じなかった違和感にはっきり気づいたり、本来の自分の欲求が見えやすくなってくるからです。
さらに言えば、陰のエネルギーというのは内側に向かう性質があるため、夏より冷静に自分を内観することが可能なのです。
そして冬至までのこの期間は、より本来の自分を見つけやすくなります。
何か現状で変えたいと思っていることや、不満に思うことがあれば見直すチャンスです。
最後に、”陰”とだけ聞くとあまり良いイメージが無いかもしれませんが、陰のエネルギーがあるからこそ、私たちは陽のエネルギーを感じることが出来ます。
「陰陽」と書いても「陽陰」とは書かないように、陰が極まるからこそ陽に転じていきます。
そして、陰の期間の過ごし方によって、陽の期間に起こる出来事は変わってきます。
全ては自分の行い次第なのです。
これから本格的に来る冬も自分を一番に見つめながら、有意義に過ごしていってくださいね。