私は高校生の頃、うつ病と摂食障害を発症しました。
理由は今思うとそこまで大した事ないと感じることですが、当時の私からしたら大事で、ただ生きることが本当に辛いと感じていました。
ごはんを食べることが出来ず、体重は38kgまで落ちました。
ここ最近も膠原病になり、その症状で体重が減少しましたが、それでも43kgで止まりました。
比べると、当時の自分がいかに痩せていたかが分かります。
生理も来なくなり、日常生活に支障が出てきた頃、今度は過食症になりました。
元の気質は本当に弱い人間だなと、自分でも心底思います。
そんな私は、現在スピリチュアルカウンセラーをしています。
そういった過去の経験があったからこそ、伝えられるものがあると思っています。
スピリチュアルカウンセリングは精神科のカウンセリングとは違い、メンタルを改善するのが目的ではありませんが、人生をより良くし、”生きやすくる”という点では少し似ているところがあります。
スピリチュアルと聞くと、少し胡散臭いというか、宗教っぽいイメージを抱く人もいると思います。
しかし、スピリチュアルというものには教祖はおらず、ただ自分の内側を整えることを目的とした理論です。
なぜ自分の内側を整えるのかと言うと、私たちは自分で今歩んでいる現実を創っているからです。
これは本当に小学生の時に教えて欲しかったと感じるのですが、私たちが今見ている現実というのは、過去の自分が発した波動(感情からのエネルギー)と持っている信念(潜在意識にある思い込み)から出来ています。
他人のせいでも環境のせいでも無い。
どんな現実も、自分が自分で創り出しているのです。
ということは、人生をより良くしたいのであれば、今の自分の感情と潜在意識を変えていくことが必須です。
私はそれに気づくのに約25年かかりました。

人は人生に躓いた瞬間に、チャンスが到来するものです。
なぜなら、そこで初めて人は「どうして自分の人生は上手くいかないのだろう」と考え始めるからです。
私も上に同じく、自分の人生がどん底だと感じた時にスピリチュアルの理論に出会いました。
最初は半信半疑でしたが、信じて続けた結果、人生はとても幸せなものに変わりました。
私は現在、一般的な人より幸福度が高い自負があります。
それだけ毎日丁寧に、長年自分の感情・感覚と向き合ってきたからです。
たまに仕事で、「先生、どうしたら幸せになれますか?」と聞かれることがあります。
”幸せ”というのは感情・感覚であり、外側の事象を指す言葉ではありません。
人は「結婚したら」、「たくさんお金があったら」、”そうなれば幸せになれる”と考えがちですが、内側が整ってない状態でその事象を体験しても、一時期の幸福感で終わってしまいます。
残念ながらそういう考えの人は、その後もまた別のことで悩み、心を煩わせるのです。
幸せな未来を歩みたいのであれば、今、幸せになるしかありません。
ネガティブな感情を浄化する、思考癖を理解し改善する、幸福度の沸点を下げる、潜在意識を書き換える・・・。
やれることはその他にもたくさんあります。
幸せとは、本来の自分が元々持っている感情・感覚です。
それを思い出すためには、たくさんの時間、自分と向き合う必要があります。
もし、今「幸せが何か分からない」という人がいたら、私は「忘れているだけだよ」と答えます。
なぜなら、ほとんどの人が幼少期からの体験で形成された余分な思い込みや思考癖があり、幸せを感じにくくなっているからです。
最後に今これを読んでいるあなたが、人生が辛いと感じるなら、一度どうして自分の人生が上手くいかないのかを考えてみてください。
そして現実はどのように出来ているのかを学び、改善するための方法を実践してみてください。
諦めない限り、必ず人生はより良くなっていきます。
そして、幸せを感じるための心は元々誰にでも備わっています。
本来の自分の感情や感覚を、今から思い出していってくださいね。
必ず、幸せの本質に気づける日がやってきます。