北海道一日目の夜。
すすきのにホテルを取っていた私は、行ってみたいお店がありました。
ホテルを取った後、周辺に何があるのか地図上で調べてたまたま見つけたお店。
食べログ評価3.73、北海道でも珍しい道産のお肉を提供しているお店なのです。
そう、今夜頂くのはジンギスカン。
お昼にラーメンを食べたのでごはん(お米)は食べないように気を付けよう・・・と歩くこと数分。
建物の影に少し隠れたところに、お店はありました。
1.『いただきます。』
今回ご紹介するのはすすきの駅から徒歩2分。
北海道産羊肉専門店ジンギスカン 羊飼いの店 『いただきます。』さん。
『いただきます。』では直営の牧場から”北海道産サフォーク”という品種の羊肉のみを提供しています。
仕事を持ってきてしまったので、仕事終わりの19:30頃の来店でしたが、すでに看板メニューの「ジンギスカン」が売り切れ。
ですが他の羊の部位はあるとのことで、それを了承の上店内に入りました。
それでもほぼ満席。さすが人気店。
ジンギスカンの定義
ここでひとつ、気になることがありました。
売り切れたメニューの「ジンギスカン」とは何ぞやと。
ジンギスカンは料理の名前なのは分かりますが、具体的にどこの部位なのか。
他の部分は「肩ロース」とか「ヒレ」とか名称があるのに・・・。
そこで陽気な観光客は店員さんに聞いてみました。
まず、「ジンギスカン」というのは料理の名前で正解。
『いただきます。』では、お肉はバラ肉やもも肉を使用しているとのこと。
そして、「ジンギスカン」はどこの部位の肉を使うという定義は無いので、お店によって出しているお肉はバラバラなんだそう。
それに加え、北海道産のお肉を出しているところは限りなく少ない。
実は輸入肉に頼っているところが多いんだとか。
『いただきます。』は道産の北海道サフォークのみなので、その日によって仕入れ量にばらつきがあるんだそうです。
レバーやタンなど希少部位に出会えた方はラッキーということなのでしょう。
ちなにみこの日は、もうセンマイしか内臓系は残っていませんでした。
それにしても、たまたますごいお店を見つけてしまったものです。
道産のお肉を頂けるところは少ないみたいですからね。
2.実食
今回は「ジンギスカン」という看板メニューが無かったため、ちょっと奮発して肩ロースをメインに頂きました。
カットステーキのような大きさがいいですね。
野菜はどのお肉を頼んでも自動的についてくるそうです。
「ジンギスカン」しかついてこないわけでは無いみたいですね。
また、『いただきます。』はカウンターのみ。おひとり様も大歓迎な雰囲気。
もちろん家族やお友達とお食事されている方々もいました。
席が空いていれば何人でも入れるようですが、席数は多くないので要注意です。
そしてジンギスカン鍋はカウンターのテーブルと同じ高さになるように置いてくれるので、焼きやすいし顔が熱くありません。
完全オープンキッチンです。
早速、お肉を焼きながらまずは野菜を食べてみました。
この時から既に感じていたのですが、全然臭みが無い。
お肉も焼けてから頂いたのですが、本当に臭みが無い。
ちなみにレアな焼き加減でも十分食べられるそうです。
逆にラムの強い香りが好きな方は物足りないかも。
それくらい臭みも出ず、新鮮なお肉ということですね。
次に肩ロースだけでは物足りないので、「カッパ」というバラ肉と皮の間の筋膜を頂きました。
こちらも全然臭くない。
食感は豚トロとホルモンの中間くらい。私はかなり好きですね。
ほどよい脂加減で美味しかったです。
『ごちそうさまでした。』
思わずそう言いたくなるお店でした。
3.豊か五感ポイント
《視覚》
✔️白い野菜と赤いお肉のコントラスト。
コの字型のカウンターなので、他のお客様たちが思い思いに楽しんでいるところも見れて良い。
みなさん北海道の夜を満喫していらっしゃいました。
《聴覚》
✔️けして静かではありません。
言うなれば焼肉屋さんと同じような活気です。
《嗅覚》
✔️癖の無いほのかなラムの香りがお店に広がっています。
内臓系はもっと香りがするのでしょうか。
また来る機会があったら挑戦したいです。
《味覚》
✔️甘みを感じる上質お肉。
脂が美味しい。ヘルシーなので罪悪感は無しです。
《触覚》
✔️ラッパの食感が好きでした。
初めての噛み心地。野菜のシャキシャキ感もベストマッチ。
ぜひすすきの駅からすぐのジンギスカン 羊飼いの店『いただきます。』さんに、道産の上質な羊肉を味わいに行ってみてくださいね。
4.お店の詳細
〒064-0805
北海道札幌市中央区南5条西5丁目1−6
すすきの駅 徒歩2分
営業時間:11:30~22:30
定休日:年中無休
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