食事の際に"よく噛みましょう"と昔から言われていますが、みなさんは日々の食事ではいかがでしょうか?
美味しさのあまりついがっつきたくなりますが、良く噛んで食べることは食事の基本中の基本です。
そう、咀嚼は体内にとってもスピリチュアル的にもとても大切なのことなのです。
そこで今回は、咀嚼の大切さについて深掘りしていこうと思います。
1.腸活になる
まずはじめに、咀嚼は食べ物の消化・吸収を助けます。
30回は噛むようにしましょうなどとも言われますが、口内での咀嚼が大切なのは唾液も大切な消化酵素だからです。
咀嚼を行うことで消化酵素が満遍なく広がり、消化、吸収がスムーズに行われます。
咀嚼が不十分だと消化が不十分のまま大腸に送られ、消化されないままのタンパク質や脂質が悪玉菌のエサになってしまいます。
そして悪臭を放つガスが作られる原因となってしまうのです。
悪玉菌を育てないというのも立派な腸活です。
そして、腸を整えることは精神の安定にも繋がることが最近分かっています。
穏かな人の腸内環境とイライラしがちな人の腸内環境とでは、穏かな人の腸内環境の方が整っているんだそうです。
アメリカでは腸内細菌の移植手術なんてものもあるそうですよ。
また、咀嚼することで脳に大量の感覚情報が送られます。
これは自律神経を刺激する事につながり、消化管の運動が活発になります。
快適なお通じのためにも咀嚼は大切なのです。
2.美容やダイエットに期待
咀嚼をたくさんすることは顔の筋肉を動かすことと同じです。
顔や脳の血流が良くなり、顔が明るい印象になります。
そして口元の筋肉が鍛えられ、口が大きく開くようになるので、言葉の発音が良くなると言われています。
コミュニケーションにおいて発音よく発言することはとても大切です。
それに加え、たくさん噛むことによって顎の骨が丈夫になり、歯並びが良くなると言われています。
また、唾液には殺菌作用や抗酸化作用があり、良く噛んでしっかり唾液を出すことは老化防止にも繋がります。
更に、たくさん咀嚼をしてゆっくり食べることは食べ過ぎ防止にもなります。
ダイエットをしている人は尚更、よく噛んで食事を頂いてみてくださいね。
良く噛むことはこんなにも利点があるんだね!
やせたい…
3.幸せホルモン
咀嚼をすることにより、胃腸での消化の負担を減らすというのは良く知られた話しです。
しかしそれだけではなく、一定間隔の咀嚼は幸せホルモンであるセロトニンの分泌を促します。
食事自体に対して「美味しい」と感じることはもちろんですが、幸せホルモンが分泌されることによってより幸せを感じやすくなるのです。
更に味や匂い、食感など、感覚を研ぎ澄ませて食事を行えばそれだけで五感が豊かになります。
食事は毎日の積み重ねなので意識して幸せを感じる訓練をしたいものです。
おわりに
食事というのは普段行なっている当たり前の生活習慣の中で幸せを感じやすい時間です。
正しい咀嚼は食事の基本であり、五感を豊かにするための基本でもあります。
そしてその積み重ねが幸せに繋がっていくのです。
もし、食事を適当に済ませていた方がいたらこの機会に見直しをしてみてください。
そしてより楽しい食事にするために、咀嚼の回数を気にしてみてくださいね。