体験・鑑賞

【映画】『落下の解剖学』鑑賞レポート

生きていると上手く行かない日もありますよね。
そんな日の翌日は、無になって何かの作品に触れるようにしています。

結局あれこれ考える方が、現実創造の観点からは良くないからです。

そんなとある日に、あの映画を鑑賞してきましたので、今回もレポートを書きたいと思います。

この記事は物語の結末は伏せていますが、多少のネタバレを含みます。
※まだ鑑賞されていない方は自己責任でご覧ください。






1.『落下の解剖学』

今回は数々の賞を受賞し話題となている『落下の解剖学』を鑑賞してきました。


タイトルの『落下の解剖学』という響きからしてすごく良い。
今回はほとんど予備知識無しで観に行きました。

知っている情報はカンヌ国際映画祭でも最高峰の賞とされるパルム・ドールも受賞し、最近ではゴールデングローブ賞も受賞するなど数々の賞を受賞しているということ。
自然と期待が高まっていました。


具体的な内容は伏せますが、簡単に言うと裁判映画。
物語はもちろんリアル感があり面白いのですが、それよりも台詞や登場人物たちの心情の移り変わりの表現に圧巻されました。

俳優さんの表現力もすごいですし、それがダイレクトに伝わってくる構成や編集もすごい。
二時間半があっという間に感じられました。

特に臨場感としては、検察側の証人尋問や弁論の場面がピカイチでした。
見ていてこちらのモヤモヤが止まらないくらいで、実際の裁判もこんな感じで詰められるように質問されるのだろうと感じるくらいでした。


あとは名犬スヌープが凄かったですね。
スヌープが体調を崩すシーンはCGなのかな・・・。
リアル過ぎて観ているのが辛くなるほどでした。

ですが、最後はスカッとするものがあり、観てよかったと感じる映画でした。


豊か五感ポイント

主に視覚と聴覚で楽しんできました!

《視覚》
✔️雪山の白さが謎を更に深める感じがして、シチュエーションとしては最高。
登場人物たちの心情変化が見て取れる没入感のある作品でした。


《聴覚》
✔️音楽よりも台詞重視の映画。
人間の心理を垣間見る瞬間を感じられます。
それでいてエンドロールの音楽は美しく、終演を告げられ少しの寂しさを覚えました。



2.今回利用した映画館

今回は新宿ピカデリーを利用しました。


新宿区役所通りのすぐ側。
新宿三丁目よりに位置しています。

館内はとても奇麗なのですが、入場を待つスペース(ソファー等)がほとんど無いのが難点です。
比較的利用者の多い劇場なので、土日は大変混み合います。


予めチケットを取ったら、時間までは他の場所で時間を潰すことをおすすめします。



新宿ピカデリー


新宿ピカデリー

〒160-0022
東京都新宿区新宿3丁目15-15
新宿駅東口 徒歩13分





3.作品の詳細

『落下の解剖学』


ジャンル:スリラー/クライム
上映時間:2時間32分
日本公開日:2024/2/23


あらすじ

人里離れた雪山の山荘で、視覚障がいをもつ11歳の少年が血を流して倒れていた父親を発見し、悲鳴を聞いた母親が救助を要請するが、父親はすでに息絶えていた。当初は転落死と思われたが、その死には不審な点も多く、前日に夫婦ゲンカをしていたことなどから、妻であるベストセラー作家のサンドラに夫殺しの疑いがかけられていく。息子に対して必死に自らの無罪を主張するサンドラだったが、事件の真相が明らかになっていくなかで、仲むつまじいと思われていた家族像とは裏腹の、夫婦のあいだに隠された秘密や嘘が露わになっていく。

映画.com(https://eiga.com/movie/99295/)



キャスト

サンドラ・ヒュラー (サンドラ役)
スワン・アルロー (ヴィンセント役)
ミロ・マシャド・グラネール (ダニエル役)
アントワーヌ・レナルツ(検事役)



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