公開当初から観たいと思っていた映画。
上映開始からまだ一か月ですが、終わってしまう劇場もチラホラ出てきていたので、急いで観に行くことにしました。
小説が映画化された作品で、原作はまだ読んだことが無いけど気になっていた作品です。
どうやら泣ける内容らしいので、ハンカチを鞄に忍ばせて私は劇場へと向かいました。
この記事は物語の結末は伏せていますが、多少のネタバレを含みます。
※まだ鑑賞されていない方は自己責任でご覧ください。
1.『52ヘルツのくじらたち』
今回は『52ヘルツのくじらたち』を鑑賞してきました。
タイトルがいかにも美しい小説らしい。
予備知識はあまり無く行ったのですが、お話しも、映像も繊細で素敵でした。
映画が終わった後に速攻で書籍を買ったくらい。
最後だけではなく、泣けるポイントはいくつもありました。
タイトルにもなっている”52ヘルツのくじら”というのは実際に存在していて、80年代から鳴き声は観測されているけど、実物は未だ見つかっていないのだとか。
クジラは通常10ヘルツから39ヘルツで鳴くのですが、52ヘルツともなると高音過ぎて仲間には届かないらしいのです。
世界一孤独なクジラ。
これが原作の肝の部分でもあります。
お話し自体は少々出来過ぎている気はするけれど、だんだんと点と点が線で繋がっていくし、最後まで見逃せない面白さと感動がありました。
また、舞台は大分県。
こんなに綺麗な場所があるのかとまず驚かされました。
大分と言えば別府温泉のイメージしか無かった自分を恥じたい。
いつか聖地巡りをしたいくらい、行ってみたい場所のひとつになりました。
そして映画を観てから3日ほど経ちましたが、まだお話しが心に響いており、素直に見てよかったと思えた映画でした。
豊か五感ポイント
主に視覚と聴覚で楽しんできました!
《視覚》
✔️舞台は大分県佐伯市。とにかく海が美しい。
衝撃的なシーンも多い映画でしたが、全体的には”美しさ”が勝っているそんな印象です。
《聴覚》
✔️台詞のひとつひとつに重みがあり、クジラの鳴き声に癒される。
クジラの鳴き声に関してはなぜか懐かしい気持ちになります。
地球の神秘を感じられるような、そんな瞬間です。
2.今回利用した映画館
今回はTOHOシネマズ上野を利用しました。
松坂屋の隣、上野パルコヤの7階にあります。
池袋や新宿に比べるとすこし小さな印象ですが、館内は綺麗に保たれていますし、TOHOシネマズ特有の轟音シアターもあるようでした。
待合のための椅子は少ないですが、困るほどでは無いと思います。
TOHOシネマズ上野
〒110-0005
東京都台東区上野3丁目24-6
上野フロンティアタワー
御徒町駅 南口 徒歩2分
3.作品の詳細
『52ヘルツのクジラたち』
ジャンル:心理フィクション
上映時間:2時間15分
日本公開日:2024/3/1
あらすじ
自分の人生を家族に搾取されて生きてきた女性・三島貴瑚。ある痛みを抱えて東京から海辺の街の一軒家へ引っ越してきた彼女は、そこで母親から「ムシ」と呼ばれて虐待される、声を発することのできない少年と出会う。貴瑚は少年との交流を通し、かつて自分の声なきSOSに気づいて救い出してくれたアンさんとの日々を思い起こしていく。
映画.com(https://eiga.com/movie/100007/)
キャスト
杉咲花 (三島貴瑚役)
志尊淳(岡田安吾役)
宮沢氷魚 (新名主税役)
小野花梨(牧岡美晴役)
桑名桃李(愛役)