ジンギスカンを食べてそこそこ満たされていた私。
しかしながら、すすきのでの初夜。
ここでホテルに戻ったらもったいないと判断した私は、もう一軒向かうことにしました。
普段甘いものはあまり頂かないのですが、郷に入っては郷に従えということで、札幌の最近の文化でもあるシメパフェを体験することに。
それでもホテルから近いところが良いと感じ、地図上で調べたところピンとくるお店を発見しました。
まだ時刻は21:00前。
普段なら甘いものを食べるには躊躇う時間ですが、旅先での制限はつまらないのでお店に向かいました。
1.ペンギン堂
今回シメパフェでお伺いしたのはこじんまりとしたバーというような印象のペンギン堂さん。

すすきの駅から徒歩5分、豊水すすきの駅からなら徒歩2分ほどのところにあります。
ペンギン堂は営業形態的にはバーで、日曜日以外は夜のみの営業。
なのでもちろんお酒を嗜むだけでもいいのですが、看板メニューはやはりパフェといったところ。
常設のパフェから季節によって変わるパフェまで種類が豊富です。
”ペンギン堂”という名前だけあってペンギンがいたるところに居ます。可愛い。

カウンター席の奥にはテーブル席もあるので、カップルや友達同士でも気兼ね無く来店出来ます。

また、お酒の種類が豊富で、驚くことに泡盛(春雨)まで置いてあるんですよね。

これにはびっくりしました。
そしてパフェにはドリンクセットが存在していて、両方頼むと少しお得になります。
コーヒーや紅茶もありますので、お酒が飲めない人でも大丈夫。
お子さんと来るのも大丈夫なようで、親子での来店も見られました。
私はかなり迷いましたが、せっかくなので大人の時間を楽しもうと、苺とヨーグルトのパフェとシングルモルトウィスキーのBOWMOREをロックで注文。
なるべく甘くなさそうなパフェにしました。
待つこと数分。先にお酒が出てきました。

氷は透き通ったキューブアイス。

お酒と同じくらい氷も大事とよく言われているので、拘って提供しているのが良くわかります。
甘い口当たりの後にスモーキーな香りが口に広がります。
案外フルーティーさを感じられ、飲みやすいウィスキーだと感じました。
そしてお酒を嗜んでいると、パフェが到着しました。

なんとも芸術的。
もちろん飾りも全て食べられるものです。
ひとつひとつ丁寧に作らているのが分かります。

味も思った通りサッパリで美味しい。
世の中には様々なパフェが存在しますが、パフェと言えばやはり苺は外せませんよね。
子どもの頃の憧れというか。
苺が特別好きなわけでは無いのですが、”パフェ”そのものを味わった夜となりました。
まさに大人の時間でした。
札幌のシメパフェ文化とは?
ここで札幌のシメパフェ文化について知らない方のために説明を。
飲んだ後の締めと言えば、一般的にはラーメンですよね。
私もどちらかというとそっち派ではあるのですが、札幌では日常的にソフトクリームが親しまれる街。

そして男性もソフトクリームを楽しむ方が多いので、とあることがきっかけで自然と根付いたと言われています。
それはシメパフェが流行り始めた2015年のこと。
とある仕掛人がシメパフェをキャッチコピーにした商品を扱うカフェをオープンし、シメパフェ推進委員会を発足。
その後『札幌シメパフェ』というブランドサイトを立ち上げ、その熱は一気に加速したそうです。
『札幌シメパフェ』のサイトでは21店舗が加盟していますが、現在ではその店舗数を上回る数のパフェ屋さんが札幌近辺に存在しているようです。
ぜひ、多くの方に体験してみて欲しい文化です。
2.豊か五感ポイント
《視覚》
✔️パフェの立体的なフォルム、お酒の氷の透明さ、何においても美しさを感じました。
バー独特のほのかに暗い空間が余計にそうさせます。
《聴覚》
✔️静かな店内。バー特有のお洒落な音楽。
会話も静かなので、ゆったりとした時間が過ごせます。
《嗅覚》
✔️お酒のスモーキー感がたまりません。
苺とヨーグルトの甘さも鼻から抜けて心地よいです。
《味覚》
✔️パフェとウィスキーは合いますね。
チョコレート系のパフェを頼んだら尚合いそうです。
ソルベもクリームも甘さ控えめ。罪悪感の無いパフェです。
《触覚》
✔️パフェに乗っていた飴細工のパリパリ感が好きでした。
作るのは大変だったろうけど、食べるのは一瞬・・・。
みなさんもぜひ、札幌で飲んだ後の〆には、ペンギン堂のシメパフェを体験してみてくださいね!
3.お店の詳細
〒064-0804
北海道札幌市中央区南4条西1丁目6-1左
すすきの駅 徒歩5分・豊水すすきの駅徒歩2分
営業時間
[月・火・木~土曜日]18:00~23:00
[日曜日]13:00~17:00
定休日:水曜日
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